メタヴァースがセカンドライフによって実現したとすると、アースはグーグルアース、ライブラリアンはアスクジーブスとして実現している。

最後に一つだけ、この小説が書かれたのは1988年から91年頃で、ニール・スティーヴンスンは当初これをビジュアルノベルとして意図していて、そのグラフィックを描くために、この小説を書くために費やした時間より多くの時間をコーディングに費やしたとあとがきにある。
この課程で当時のマックの開発の中枢にいた人たちと親しくなり、メタヴァースの構造を考える際にアップルの「ヒューマン・インターフェース・ガイドライン」を参考にしたと。
メタヴァースは、その意味でギブスンのサイバースペースよりも直接的にパロアルトの影響を受けているといえるかもしれない。