暗闇のスキャナー

迷っています。
スキャナー・ダークリー
http://wwws.warnerbros.co.jp/ascannerdarkly/
「東京国際シネシティフェスティバル」での先行上映に行くべきかどうか?

先行上映はオールナイトで11月28日。一般公開は12月9日から。「東京国際シネシティフェスティバル」では、他にも2本見られるので、チケットが3500円。
通常料金ならなんのためらいもなく行くのですが…。
どうしよう。
異論はあると思いますが、「暗闇のスキャナー」はディックの最高傑作でしょう。善や、やさしさを大切にすることと、それが社会のなかでは力を持たないことを正面から書けているところとか、プロットがしっかりしているところとか、泣けて泣けてしょうがないところとか。山形訳は、あの時代の雰囲気をそのまま切り取って残すというディックの意図を精確に写し取っていると思います。
映画も公式サイトのギャラリーの映像を見る限り、山形訳で読んだときに浮かぶ情景がそのままに再現されているような気がしていて、期待大。
同じ監督の「ウェイキング・ライフ」も、気持ちが悪くなるくらいグニャグニャな映像で、スクランブルスーツの表現とか、物質Dで現実が崩壊する感じがものすごく楽しみです。
早く見たいなー。