ハイドゥナン

ここのところ、なにやら生活がタイトで更新がままならないです。

一昨日、西川美和監督の「ゆれる」見ました。
オダギリジョーが「舌出して」っていうシーンにしびれました。あんなセリフ言ってみたい。
そういうちょっとした描写がとてもきれいで、天才的というよりはしっかり積み重ねて作られた作品。
個人的にはそれほど衝撃的ではなかったです。

あと、ちょっと前になりますが、アラブ映画祭に行ってきました。

国際交流基金>事業案内>文化芸術交流>トピックス>国内上映事業>アラブ映画祭2007
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/movie/arab2007.html

見たのは「沈黙の影」で、正直いまいちな作品。
その後のシンポジウムでナーセル・ヘミール監督がこんなことを言っていました。
「芸術作品においては、美しいことを作り出すことが抵抗となりうる。」
ちょっと前に見てきたちひろミュージアムの「ユーリ・ノルシュテインの絵本展」でもノルシュテインの言葉として、
芸術家がクリエイトすることに集中することによって、都市生活という断片化された現実から離脱する…
のようなコメントが書かれていて、何か共通するものを感じました。
何か美しいことを創ることに集中することが、いまの生活から離脱する契機になるということで。