ネットカフェ難民

最近興味深く見守っている論争。
ネットカフェ難民というものが存在し、ネットカフェがそういう階層を生み出しているという前提があるとして、ネットカフェ業界団体が厚生労働省の調査に対して協力しない旨を表明したらしい。

「お客様は難民ではない」ネットカフェの業界団体が声明
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/08/28/16718.html

これがその調査。

厚生労働省日雇い派遣労働者の実態に関する調査及び住居喪失不安定就労者の実態に関する調査の概要
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/h0828-1.html

まだ詳しく読んでいないが、厚生労働省は今後ネットカフェに対してどうしたいのかを読み取る必要がありそう。
ネットカフェを規制して、労働者をさらに追い込みたいのか、それとも何らかの支援策を打ち出したいのか…。
考えるまでもないような気がしてきた。

もう一つは、企業としてあるべき姿勢を見せてもらった。
「がけ崩れ予測メール」に関する見解/2007.8.16
http://weathernews.com/jp/c/press/2007/070816.html
なかなか立派な態度だと思っていたら、圧力に耐えかねたのか、翌日にはサービス停止。
「がけ崩れ予測メール」試験期間終了繰上げについて/2007.8.17
http://weathernews.com/jp/c/press/2007/070817.html
気象情報の場合、どうしたって衛星使ったり、気象庁の力を借りないとできないことがあるのだろう。
やっぱり私企業が公権力と闘うには、公に頼らない独立した資本が必要だということか。