チェンジメーカーの手法については、渡邊奈々「チェンジメーカー」(日経BP)等の本を読んでください。

たぶん、多くの人が食べて生活するためには、何らかの利益を生み出す活動が必要で、かつ、そういうことに長けた人とそうでない人がいるのは、どうしようもない「人類」という構造的な問題で、戦争はその富の偏りを再分配するようにみえて、たぶんそういう構造を解消することはないと思う。
コロニーが落ちたって、そんなに長い間ひとは目覚めていられないよ。たぶん。
そういう人類がイヤだって感じが戦争という発想に結びついてる部分はないのだろうか?粛正したいって気持ちはわからないでもないけれど。
まぁ、スティーブ・ジョブズが自分で作ったiPhoneを10億個買ったりすることはないだろうから、消費によって富を再分配することはできないけれども、現状ビジネスという方法で価値を生み出し、富を分配することが多くの人が食べるために最良の方法だと見なさざるを得ないと思う。
ぼくはビジネスはとってもイヤだけれど、そのビジネスを使って構造を逆転させるチェンジメーカーのやり方は尊敬している。
たぶん、左翼が手をつけられなかった実践がそこにはある。もしかしたら、心から楽しめる消費もそこにあるのかもしれない。
彼らの手法は、赤木氏の望む格差の解消を可能にするし、その道が完全に閉ざされているわけではないということに、ぼくは希望を見いだしている。
消極的だが、アントンプレナーとしてチェンジメーカーになることはできなくても、彼らが作るNPOの職員になら、もしかしたらなれるかもしれない。
そういう希望の持ち方はできなかったのだろうか?やはり問題はどこに希望を持てるかってことで、赤木氏のエッセイがそういう議論の呼び水になるなら、いいことだと思うし、それで赤木氏にバックがあればなおよい。