先週の土曜日に「エヴァンゲリオン 序」見てきました。

土曜の朝一10時からの回で、雨が降っているにもかかわらず、100人くらいの劇場の半分くらいは人が入る盛況ぶりでした。
客筋は、十代後半と20代、30代が3分の1ずつくらいで、小学生の女の子を連れた家族連れまで!
あたりまえかもしれませんが、自分も含め全員がオタク!
もう始まる前から、みんなブツブツ言ってました。「プリキュア」の宣伝で笑いが起こったり。
で、見終わった感想ですが、TV放映版とはずいぶんとちがったなという印象を受けました。
エウレカ・セブン」の京田監督や樋口監督が絵コンテを切り直している部分が結構あったので、主人公の心象を写すシーンとか、とくに後半のヤシマ作戦のシーンは映像的にとてもキレイになった印象。「ゼータ」とちがって、十分に映画館クオリティーでした。
ストーリー運びは、映画版「AIR」のパッフェルベルのカノンみたいな演出があるかと思っていたら、初めから結構強引で、ある意味TV版に忠実な筋運びというか、TV版を見てることが前提という感じがしました。
決してTV見てないとストーリーが追えないということではないのですが。
映画館を出るときのエレベーターで、十代の少年が、「ダイジェストだったね」とか感想を言っていて、ネットでも、奈須きのこ氏が「変わらない興奮」のようなことをいっているので、ずいぶんちがうなと感じたのは、自分がこの10年間で変わったからそう感じるだけだと思っていのたですが、よくよく考えてみると、たぶん、それを意図した演出があったので、TV版と変わらないと感じるのは、そういう演出意図を読み落としている、あるいはこの10年間でその人に変化がなかったからなんじゃないかと思います。
この10年できみたちはどう変わったの?というのが今回のエヴァンゲリオンが問うているテーマのような気がしました。
ヒッキーも、「まだ少年マンガ読み続けているよね」みたいなこと歌っているし。続きは帰宅してから。